
姿見でも、姿見に映る物でもなく、
姿見に映った姿そのものの権化。
誰でもあって誰でもない彼は、失った自らを探して森を彷徨ううちに"自らを失う事"こそが彼の本質である事を忘れてしまった。
心象が具現となる森では、"自ら"を手に入れてしまったので人の形をしているが、二人で一人という奇形、
それは姿見の向こうに見える姿が、彼にとって"当たり前"の事であるが所以。
…二人分のはずが、瞳はふたつしかない、それは愛(eye)が足りないから。
愛が足りない理由、
それはまた別のお話。
シャム双生児で単眼、ストレートヘアの方がアウラ(Aura)
ローラ(Rora)はいつも髪を巻いていて、紫のカラコンをいれている。
姿見に映るものの物語戯唄PR